2010年5月1日土曜日

日本の蔵王ヒルクライム近し!

寒かった東北の冬も、GWは季節も良くなり、レースに向け絶好のチャンスということで
なるべく距離を伸ばしたい連休。

しかし1日目4/29仙チャリ柴田周回では、いとも簡単にちぎれて、
やはり練習不足で基礎体力まで無くなってると実感。

5/2は新庄クリテリウム大会だけど、それより5/16の蔵王が登れるかどうか。。。
タイムがどうこう言う以前の問題!

ということで、100km超+蔵王ヒルクライムライドに、一人で行くことにした。

。。。と早朝3時、電話が鳴り近所の火事で、消防団出動。
二度寝したら、既に9時過ぎ。

一休さんから「今日は蔵王行くんですか?」とのメール。
今日はGWの中の平日なので、行くとなれば2人だけ。
とても一休さんのスピードには付いていけないので、遠慮したかったが
サイクリングですよと念を押して、12時近くにスタート。
そこそこのいいペース、と言うか私にはかなりオーバーペースでまずは遠刈田まで。
蔵王の麓の町、遠刈田(とうがった)までは、約50km。
かなり交通量が多くて、歩道を走ったりしたので1時間半で到着。
一休さんが、まだ昼飯食べてないと言うので、登る前に腹ごしらえ。
公衆浴場の隣のCafeで、パスタとピザランチ。


店の前に、『蔵王ヒルクライム』のポスターが貼ってあった。
ちなみに、来る途中の道路にも、16日通行止めの看板がいっぱいあった。
この店、思った以上に美味しくて、気さくなお母さんと共にお薦めです。

さて、時間的に登れないかと思いながらも、2時半ふもとスタート。
気温は15℃。
昨日頂上付近は、みぞれ交じりの雪だったということで2人とも完全冬装備。
暑いけど、上の寒さをよく知っているだけに、これでOK。
それにしても、本当に回らない俺の足。なんでこんなにダメなんだろうか?
一休さんに、のんびりペースで引いてもらい、前半の難関滝見台到着。
気温がぐっと下がってきて、一休さんも冬装備へ。
二人とも、上は3枚、冬手袋、シューズカバーまで付けて完全防備。
さらに上に行くと、もう別世界。
賽の河原を過ぎると、森林限界を過ぎ、マイナスであろう突風が吹いて顔が痛い。
九十九折のコーナーで、一休さん追い風を利用しペースアップ!
付いていけない。。。
雪が道路わきに見え始めると、勾配はゆるくなり次第に雪が増えて
いよいよ春の蔵王エコーライン名物、雪の回廊が続く。
クルマならあっという間に通り過ぎてしまう眺めも、自転車だと圧巻。


回廊が風除けになって、少し寒さがまぎれる。
そして、1時間半もかかってハイライン入り口でゴール!
昨年より15分も遅いのに、ボロボロです。
料金所で写真とって、早々に引き上げ。
しかし、これからが大変だった!
冬のグローブなのに、指先の感覚がなくなり、ブレーキレバーが握れない。
途中、止まって又の間に手を突っ込んで、指先あっためてる2人。
クルマの人が、怪訝な顔で通っていく。
さらに、少し寒さが和らいだと思ったら、リアがコーナーでヌルッと滑った。
パンク~!!
震えながら、パンク修理。何でパンクしたか裏側触っても感覚が無いのでわからず
そのまま、チューブ入れて即山を降りて、遠刈田で足湯に飛び込む。

一休さんが「さぶー!さぶー!」と大騒ぎするので、横にいたカップルが引き気味。
しばらくして一休さん、声をかけられ自転車で登ってきたことを伝えると、
奥さん「当然電動ですよね?」
ん~まぁそう思うかもしれないな?
そこから仙台までは、つらーい道のり。
しかも2度目のパンク!
タイヤ裏を触ったら、針のような金属片。
やはりさっきのパンクの時に刺さったままだったようです。
一休さんの鬼引に付いてくのがやっとでした。
一休さん、ありがとうございました!

これをふまえて、蔵王ヒルクライムに挑む参加者へ
必要以上だと思うぐらいの真冬装備を事前に頂上に運んでもらいましょう。
たまたま暖かかったら、ラッキーだと思えばいいだけのこと。
寒さで事故ったら、元も子もありません。
また、麓の気温とは別世界だと思ってください。
山の天気は変わりやすいので、事前の情報と変わることもよくあることです。
登ってる間でも寒さで脚が回らなくなるぐらいです。
今回はゴール地点マイナス4℃、ウインドストッパーの手袋でも
麓に付いた時、指はチアノーゼのように2人とも紫色でした。
みんなで、事故無く楽しいライドができるように心がけましょう。

それにしても、雪の回廊と麓を望む景色。あれを見るだけでも登る価値ありですよ!


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